2010年1月11日月曜日

XP/Vista OSが破損しているHDD内のデータへアクセスする3つの方法

以前の投稿のXP システムファイル破損によってOSが起動出来ない問題に対する対処法を読んだ後輩から、
「2つ目の対処法の【何らかの方法】での接続がわからない」との質問を受けたのでメモ。

考え方としては単純で、要は「HDD内のデータを操作」出来ればいいということです。
XP/VistaOSのシステム部分のデータが壊れていようが、
マザーボードに接続しても認識できないレベルの物理破損や、
HDDの記録面の消耗などによって、パーティション情報などが破損する論理破損の場合を除き、
基本的に、XP/Vistaから認識できるはずです。

上記の破損状態を除いた場合、
HDD内のデータにアクセスする方法は、僕が知る限り3つあります。


1.内蔵HDDとして認識する方法
XPやVistaを使用している時に、HDDの容量が少なくなった事態を考えてみると、
接続方法が分かる人は、HDDをPC本体に増設しますよね。
その方法とほぼ同じく、無事に動作している他のXP/Vistaマシンに内蔵します。

その時の注意点として、HDDのブートの優先順位を設定する必要があります。
BIOSから「正常に動作するOSのHDD」「アクセスしたいHDD」の順にブートするようにセットします。
(HDDの接続方法がIDEで統一されている場合は、HDDのジャンパーを適正にセットする必要があります。
 @IT:PCメンテナンス&リペア・ガイド:第9回 失敗しないハードディスクの増設方法)

あとは、破損しているファイルを置き換える作業をするのみです。


2.外付けHDDとして認識する方法
USB2.0の規格が確立してから爆発的に売れている外付けHDDのように、
内蔵用HDDを接続してアクセスします。

手段としては、スーパーファミコンのソフトをガシャン!と挿すようにHDDを接続するアイテムが発売されています。
それかもしくは、HDDを裸のまま接続する機器を使用します。


これらの方法を用いて、起動中のXP/Vistaへ接続しファイルを置き換えます。


3.Linuxのディスクブートからアクセスする方法
これは、今回の「システムファイルの置き換え」とはほぼ直接関係しませんが、まぁ一つの案として。
KNOPPIXなど、ディスクからブート出来るLinuxを用意し、起動後にファイルを操作します。
USBメモリも認識するはずなので、そこからファイルを置き換えることもできますし、
もう諦めてしまう際の、ファイル避難にも使えます。


困ってすぐに行動を起こすなら1、機器があるなら2で接続すれば良いと思います。

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