以前の投稿のXP システムファイル破損によってOSが起動出来ない問題に対する対処法を読んだ後輩から、 「2つ目の対処法の【何らかの方法】での接続がわからない」との質問を受けたのでメモ。 考え方としては単純で、要は「HDD内のデータを操作」出来ればいいということです。 XP/VistaOSのシステム部分のデータが壊れていようが、 マザーボードに接続しても認識できないレベルの物理破損や、 HDDの記録面の消耗などによって、パーティション情報などが破損する論理破損の場合を除き、 基本的に、XP/Vistaから認識できるはずです。 上記の破損状態を除いた場合、 HDD内のデータにアクセスする方法は、僕が知る限り3つあります。 1.内蔵HDDとして認識する方法 XPやVistaを使用している時に、HDDの容量が少なくなった事態を考えてみると、 接続方法が分かる人は、HDDをPC本体に増設しますよね。 その方法とほぼ同じく、無事に動作している他のXP/Vistaマシンに内蔵します。 その時の注意点として、HDDのブートの優先順位を設定する必要があります。 BIOSから「正常に動作するOSのHDD」「アクセスしたいHDD」の順にブートするようにセットします。 (HDDの接続方法がIDEで統一されている場合は、HDDのジャンパーを適正にセットする必要があります。 @IT:PCメンテナンス&リペア・ガイド:第9回 失敗しないハードディスクの増設方法) あとは、破損しているファイルを置き換える作業をするのみです。 2.外付けHDDとして認識する方法 USB2.0の規格が確立してから爆発的に売れている外付けHDDのように、 内蔵用HDDを接続してアクセスします。 手段としては、スーパーファミコンのソフトをガシャン!と挿すようにHDDを接続するアイテムが発売されています。 それかもしくは、HDDを裸のまま接続する機器を使用します。 これらの方法を用いて、起動中のXP/Vistaへ接続しファイルを置き換えます。 3.Linuxのディスクブートからアクセスする方法 これは、今回の「システムファイルの置き換え」とはほぼ直接関係しませんが、まぁ一つの案として。 KNOPPIXなど、ディスクからブート出来るLinuxを用意し、起動後にファイルを操作します。 USBメモリも認識するはずなので、そこからファイルを置き換えることもできますし、 もう諦めてしまう際の、ファイル避難にも使えます。 困ってすぐに行動を起こすなら1、機器があるなら2で接続すれば良いと思います。
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